?(ひつじ)のヨガメモ

ヨガと読書と旅と…いわゆる日常の日記

『3つの体液を流せば健康になる!』

 「リンパを流す」とか、「血流」とかよく聞く言葉だけれど、そもそも流すことがなんでいいのだ?っとふっと思い、体液の事が基本から書かれていて、しかも専門用語ばかりの難しい本ではなく優しい本はないかと探していて見つけました。 

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ここで書かれているのは、血液・リンパ液・脳髄液の3つ。それぞれの仕組みと流し方が書かれています。

リンパ液の役目は主に老廃物を運ぶことです。老廃物(=体内のゴミ)回収と運搬という働きは静脈を通る血液と同じことですが、大きな違いは五味の大きさです。中略 カラダにとって有害な細菌やウイルスなどの物質をリンパ管の途中にあるリンパ節でろ過し、有害物からカラダを守っています。p.39より 

ということは、リンパ液が流れなければ、体内のゴミや最近はずっと身体の中にいるということ。それはやっぱり流して外に出さないと大変だわ。

リンパ節は全身に800か所以上。中でも、鎖骨の上首と脇の下、足の付け根、膝の裏には大きなリンパ節があると書かれている。ヨガのアーサナ(ポース)でよく刺激が行く場所。だから、ヨガした後はスッキリするのだろうか。

 

では、リンパ液のを流すには?

身体を動かしたり、マッサージしたり、深呼吸することで、リンパ液を積極的に流すことも可能です。 中略 また、リンパ液を最も効率的に浄化する方法は「深呼吸」であるとも言われています。p.40-41

やっぱり、呼吸。

 

血液も動脈は心臓のポンプがあるけれど、静脈を流す(戻す)には?

「血液を戻す」ためのポンプの役目をするのが、ふくらはぎの筋肉です。また、ふくらはぎの筋肉のほとんどは足の裏につながっているため、足の裏の筋肉運動も大事になります。血液循のポイントは、いかにふくらはぎから足裏を上手に使えるかが大切になってくるのです。p.48

だから、ふくらはぎをもむと健康になるとい言われる。

だから、足裏は第2の心臓。なるほど。

 

この本の中で、すごくわかりやすく、しかも大きくうなずいた個所が以下。

凝っている肩をもむ作業は、ヘドロの沼をかき回すようなものです。よどんだヘドロをかき回してもらっている間は気持ちよく感じます。でも、本来は、そのかき回したヘドロをマンホールに向かって流す必要があるんです。その流す作業を怠ると、行き場のないヘドロは時間が経つと結局またその場所に沈殿します。ヘドロと言ったのは、体でいえば老廃物のことです。p.61 

マッサージに行っても解決しないのは、こういうことか。

 

そして、コンスタントに淡々と継続しようと思えた一文。

一番体に負担なのは、激しく心拍数を上げることを時々思い立ったように行うこと。これが一番心臓に負担をかけ、体の老化を早めます。p.199

健康のために良かれと思ってやっていることも、やり方を間違えると逆効果。

ヨガは呼吸をしっかり通しながら動くから、心臓に負担をかけず、どの年代の人も楽しめるということか。

 

なんとなく分かっている気がしていたことを、ちゃんと理論的に書かれた文章で再確認できた本でした。